
色石と宝石は、どのような違いがあるものでしょうか。宝石店で売っている指輪やネックレスなどの宝飾品を宝石と呼ぶべきか、色石と呼ぶべきか迷う場合も少なくありません。宝飾店で買い物をする際、判断に困らないよう違いを明確にしておきたいものです。
記事では、色石と宝石の違いをわかりやすく解説します。他に代表的な色石としてルビー、キャッツアイ、エメラルドといった有名な宝石を紹介します。プレゼントやご自身用の宝石を選ぶ際の参考にしてください。
1.色石と宝石の違い
カラーストーンとも呼ばれる色石と宝石に違いはありません。色石は宝石の一種で同じカテゴリーに分類されます。あえて言えば、色石は宝石の中でもとくに色彩が豊かな石です。ダイヤモンドにいたっては、色石に分類されません。これらについて、わかりやすく解説します。
1-1.色石は宝石と同じカテゴリーだが宝飾品とは異なる
色石は宝石の一種なので、分類上において宝石との違いはありません。海外においては、色石はカラーストーンと言われています。色味の強い宝石であり、宝飾品とは異なるカテゴリーです。
宝飾業界の認識によると、色石とは貴金属で製造されており、宝飾品に石留を行っていない状態で加工済みの宝石の結晶体を指します。一方、ジュエリーとも呼ばれる宝飾品は、宝飾工芸品の総称です。たとえば、小粒のダイヤモンドがちりばめられた色石のアクセサリーなどが挙げられます。
1-2.色石はさまざまな色がある
色石にはさまざまな色があり、同じ色でも光の加減や見る角度によって雰囲気が大幅に変わります。たとえ同種類の宝石であっても、それぞれの色石に個性があり、違いが際立ちます。ある角度から見ると青く見えたり、他の角度から見ると緑に見えたりするのも興味深いところです。それだけ表情豊かで魅力的な宝石の一種と言えます。
色石を選ぶ際は、あらゆる角度から観察し、肌の色に合うアクセサリーを選ぶようにしましょう。
1-3.ダイヤモンドは色石ではない
ダイヤモンドは宝石の一種ですが、色石に分類されません。宝石の代表格とも言えるステータスのため、1つの宝石として揺るがない位置にあるからです。流通経路においても、他の宝石との違いは明確なので、一概に色石として分類できません。したがって、色石はダイヤモンド以外の宝石を指すと理解しておいても良いでしょう。
2.宝石の一種になる代表的な色石
宝石の一種である色石には、どのような種類や違いがあるのか具体的に見てみましょう。ここでは、代表的な色石としてルビー、キャッツアイ、エメラルドを紹介します。
2-1.ルビー
赤い魅惑的な宝石であるルビーはダイヤモンドの次に硬く、ダイヤモンドよりも希少性があります。原産地は、インド、ケニア、マダガスカルなどです。7月の誕生石としても知られているので、7月生まれの家族や恋人にバースデープレゼントとして贈るのもおすすめです。宝石言葉は「熱情」「仁愛」「威厳」となっています。
ルビーの赤色は、微量元素によるもので、色以外ではサファイアと違いはありません。どちらも同じコランダムという鉱物でできているからです。コランダムは酸化アルミニウムの結晶であることも知られています。
2-2.キャッツアイ
日本語で猫目石とも言われるキャッツアイは、金緑石の変種で猫睛石(びょうせいせき)とも呼ばれます。その名のように猫の目のような光の反射により、模様が見える不思議な宝石です。本来の宝石の名前をもじって「クリソベリルキャッツアイ」と呼ばれることもあります。
産地は主にブラジルやスリランカです。もっとも価値がある種類は、地の色が蜂蜜色でくっきりとした白い目が出ている石で、ミルクと蜂蜜効果とも言われています。
2-3.エメラルド
まるで湖のような深いグリーンが特徴のエメラルドは、5月の誕生石です。歴史はかなり古く、およそ4000年以上前から宝石として利用されていたと考古学で証明されました。エジプトやローマなど多くの国々で重宝され、クレオパトラが一番お気に入りだった宝石としても有名です。
主な産地は、コロンビア、ザンビア、ブラジルなどです。価値が高いとされているのはコロンビア産で、美しい青緑色が印象的で高額取引されています。
3.まとめ
色石は宝石の中で色彩が豊かな石を指します。色石には、さまざまな種類があり、それぞれ色や産地などに違いがあるものです。宝飾品においては、宝石である色石などを指輪やネックレスに加工したものなので、宝石や色石とは分類上の違いがあります。
色石の種類としては赤が魅惑的なルビー、猫の目のようなキャッツアイの他、クレオパトラに愛されたと言われるエメラルドなど多くの宝石があります。ダイヤモンドにいたっては、特別な宝石であるため、色石に分類されません。

